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特定のRFタグを読み取る方法

カテゴリー:
最終更新日:2021年04月15日
特定のRFタグを読み取る方法

はじめまして!
生産技術室R&Dセクション 田邉(たなべ)です。
今年の2月に入社し、約二ヶ月が経ちました。
前職は畑違いの業界だったので、日々新しいことの連続で覚えることが山ほどありますが、とても楽しく仕事をさせてもらってます!

さて、今回は「特定のRFタグを読み取る方法」についてお話していこうと思います。

まずRFIDの特徴として、
1.複数のRFタグを一括で読み取ることが可能
2.十数メートル離れたRFタグの読み取りが可能
といったことが挙げられます。

すごく便利ですよね。
ただ、こんな疑問をもった方がいらっしゃるかも知れません。
「距離が離れた複数のタグを一括で読み取れるのは嬉しいけど、特定のRFタグのみを読み取ることはできるのだろうか。。」
ご心配なく。可能です。

ここでは特定のRFタグのみを読み取る方法を二つご紹介します。

「Mask」の設定

一つ目が、「Mask」の設定です。
「Mask」とは特定のRFタグを絞りこんで読み取りたい時に使用するフィルタリング機能です。
細かい設定方法の説明は割愛させていただきますが、簡潔に説明すると、タグ情報に対して、アプリケーション側で「Mask」をかけ始める位置、「Mask」をかける数値、「Mask」をかけ終える位置を設定することで簡単に特定のRFタグだけを読み取ることができます。


フィルタリング機能

二つ目が、RSSIを用いたフィルタリング機能です。
RSSIとは電波の強度のことです。
RFIDにおけるRSSIは、RFIDリーダライタの読み取り電波をRFタグが受信した時に、RFタグからRFIDリーダライタへ送り返す電波の強度を意味します。
何やら難しい感じがしますが、要は、RFタグ側が「僕はここにいるよー」とRFIDリーダライタ側に知らせてくれるものです。
基本的にRSSI値が高いほどRFタグまでの距離が近く、低いほど距離が遠いので、アプリケーション側の設定でRSSI値の範囲を指定することで、特定のRFタグのみを読み取れるようになります。


まとめ

いかがだったでしょうか。
皆様がどのように運用されたいかによって選択肢は色々とございますので、何かお困りごとがございましたら、是非一度弊社にご相談していただければと思います。


何かのご参考になれば幸いです。

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