RFID海外事例
こんにちは!!
東京開発セクションの中村です。
いよいよ寒さが身にしみる季節が近づいて参りましたが、今日はとても暑かった頃の話を致します。
8月21日(金)に開催されたプライベートセミナーAC2020で、AsReader, Inc.(弊社の100%出資子会社である、アメリカの会社です)COO Paul Whitney(ポール ホイットニー)より、海外事例紹介をさせて頂きました。
お恥ずかしながら私も海外の事例はほとんど知らず、とても興味深い内容でした。
この後、紹介する事例は、以下のURLで公開しておりますので、どうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Mmwlnidf85Q
事例1:警察署でRFID
使われているAsReader:ASR-0240D (1D/2DバーコードとHF帯のRFタグがスキャンできるリーダーです)
※HF帯(=短波)は交通系ICカード等に使われている近距離でスキャンできるタイプのRFIDです。
アメリカの警察では受刑者の管理にRFIDを使っているそうです。いきなりびっくりしますね。
まず、収容場所にHFタグを設置し、受刑者にはバーコードバンドを付けます。
そしてHFタグとバーコードをマッチングすることで、どの受刑者がどの収容場所にいるのかを把握することができます。
日本でも物の管理に良く使われているのですが、受刑者を管理するとは驚きです。
ポールが説明の中で、「犯罪が多様化する社会では、受刑者が正しく収容されているかどうかは重要」と言っていますが、つまりある意味で受刑者を守るためのシステムなんですね。
事例2:牧場でRFID
使われているAsReader:LF帯/UHF帯の様々なタイプのAsReaderが使われています。
※LF帯(=長波)は古くから使われているRFIDで、水の影響を受けにくい特徴があるRFIDです。牛のような動物に付けるには良いのかも知れません。
※UHF帯(=超短波)はHF帯よりも長距離で読めるRFIDです。出力を高くすると数十メートル先のタグを読めることもあります。(スキャン環境によって変わります。)
アメリカには1億頭の牛がいるそうです。すごいですね。
この牛たちを個体管理するために牛の耳にLF帯のタグを付けているそうです。
LF帯は長距離は読めないので、長距離が読めるUHF帯のタグと併用し使い分けもしているんですね。
動画の中で、リーダーを差し替えているところがありますが、そちらは以下の動画の4:30あたりで詳しく紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=PAqoFIh0-ic
ちなみに、私はこのお肉を日本で食べさせて頂いたことがあるのですが、とても美味しいお肉でした。
ひと昔前までは、国産牛が一番美味しかった記憶がありますが、時代が変わった気がします。
事例3:火災現場で宇宙空間でRFID (二つをまとめました)
使われているAsReader:ASR-R250G (UHFの中でも長距離をスキャンできるRFIDリーダーです。1D/2Dバーコードも読めます。)
消防車1台に1台AsReaderが付いてきて設備管理に使われているそうです。
確かに消火活動中は大変な状態ですし、物が灰に埋もれてしまうと探すのも大変だと思います。その時にRFIDで探せるというのはとても便利ですね。
また、NASAでもISSで使用許可が出ているとのことで、ワクワクしますね。
以上のようにアスタリスクでは世界を舞台にRFIDで業務改善を進めております。
何かできないかなと漠然と考えておられる方も、具体的な仕組みをご提案させて頂きますので、是非お声がけください。