iOSアプリ開発に関して

大阪受託開発セクション 大城です。
 ちょっと前まで涼しかったですが、夏も本番になってきました。
 6月末に沖縄に帰省していたのですが、大阪の気候も沖縄に追いついてきたなと感じます。
さて、今回は少しプログラミングに関わる事をお話ししたいと思います。
 AsReaderSDKを組み込むためだけではないですが、デザインパターンのシングルトンの活用を話したいと思います。
シングルトンを使用するケース
 ・インスタンスを1つしか使わないで良い。
 ・生成したインスタンスを色々な箇所で使い回す。
1つの画面の場合は、ViewControllerにimportし、SDKのインスタンスをメンバに持ち、Delegateを使用しているケースもあると思います。
 ただ、これが複数画面になる場合、各ViewControllerにSDKのインスタンスをメンバに持っている方はいないでしょうか。
 この場合にシングルトンを使用し、Helperのようなラッパークラスを作る事で、各画面でSDKのインスタンスをメンバ等で持たずに済み、
 共通化する処理をラッパーの中に実装しておけば、各ViewControllerで同じ処理を実装したりしなくて済みます。
ラッパークラスで以下のような処理を実装する事で、開発がだいぶ楽になると思います。
 ・Delegateの設定をNotificationで処理
 ・AsReaderSDKのインスタンス化
 ・バーコードやRFIDの値の加工や型変換処理
Delegateの設定は、アプリの起動時、バックグラウンド・フォアグラウンドの遷移、ViewControllerの遷移等で必要になります。
 SDKのインスタンスを1つにする事で管理も楽になります。
 TextFieldやLabel等のUIに表示する際やAPIで使用する際のデータのトリミングの加工や型変換を行う際もラッパーのクラスでメソッドを実装する等
 色々工夫次第で、便利にも汎用的にもなります。
日進月歩なのでこれが正解というのは無いと思いますが、現時点でのベスト・ベターはあると思います。
 オブジェクト指向やプロトコル指向、MVCやKVOのデザインパターンも上手く使い設計する事で、
 もうワンランク上の開発に発展すると思います。


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