ASR-010Dの中身②
こんにちは!
生産管理セクションの杉江です。
約1年ぶりの執筆となり大変ご無沙汰しております。
弊社は年々社員数が増加していることからブログの順番が回ってくるサイクルが長くなり、書き手としてはちょっと嬉しいやら。。。
新卒の方の入社も多く平均年齢もジリジリと若くなってアスタリスクが益々、成長している様を実感しております。
ASR-010D①
さて1年前のブログで弊社製品の中身の御紹介をすると記載していましたので
今回はAsReaderの中身を分解して紹介致します。
画像でのご説明と思っていましたが、機密上私の雑な絵でのご紹介となり大変失礼致します。
絵は、型名:ASR-010D 1Dスキャナー(一次元バーコードリーダー)の大雑把な分解図です。弊社製品の中では一番シンプルな構成で一般の方にもご理解頂けると思っています。
それでは、それぞれの部品紹介です。絵をご参照ください。
ASR-010D 構成図(杉江画)
ASR-010D②
①メイン実装基板
メイン基板にはMPU(マイコン)が実装されAsReaderを制御する部分となります。
人間に例えると頭脳部分です。
役割は、計算、記憶、外部との入出力処理、電源コントロール、iPhoneとの
接続処理などなどを行っています。
②ライトニングコネクタ(Apple社のコネクタ)
iPhoneとAsReaderを物理的に接続して電気の供給や信号のやり取りを行う通路
のようなものです。人間に例えると、とてもデリケートな首の部分これが切れると
死んでしまうのでとても重要な部分となります。
当該部品は、Apple社の認証(MFI認証)が必要で生産工場ではしっかり取得して
おりますのでご安心ください。
③Li-ion電池
AsReaderに供給する電池になります。AsReaderはiPhoneから電気を貰っている
のでは無く自前でバッテリーを搭載しています。
人間に例えると、胃袋、腸、血液、筋肉などエネルギーを貯めておく場所と
例えるのが適切です。
④マグコン充電端子
USB電源から供給した電気をマグネットが入った端子で充電を行います。コネクタ接続ではないので磁石の力で簡単に着脱充電できます。
人間では口ですね。
⑤1D スキャナーとデコーダー
スキャナーは、バーコードを読み取る赤い光が出る部品です。デコーダーは、スキャ
ナーが読み取った信号(データ)をメイン基板が分かるデータに変換してくれます。
スキャナは人間に例えると、入力部分で目になり、デコーダーはスキャナとメイン基板の通訳者です。
⑥サイドキー(トリガーキー)
物理ボタンで、サイドキーを押下するとスキャナーが照射してバーコードの読み取り
ができます。トリガーキー(物理キー)以外にiPhone(アプリ)のタッチ操作で照射
読み取りも可能です。
これも入力分部で、これは耳かな。。。周囲の人から命令を聞いて動く感じですね。
ASR-010D③
以上が主要パーツとなりそれぞれのパーツが人間で言えば、血管や神経で接続され内部でコミュニケーションを取っています。
如何でしたでしょうか、簡単な解説のつもりでしたがご理解頂けましたでしょうか?
どんな製品の中身も色々な部品が使われていて、それぞれが役割をもって日々コツコツ頑張ってくれています。
私達の周辺には色々な製品があり、その製品の中身がどんなものが入っているのか、誰が、どこで、どんな思いで作られたのかと思うと愛着が湧いてくるものです。
弊社製品も心を込めて生産しております。できるだけ長くご利用(長生きできると)頂けると嬉しい限りです。今後ともより良い製品づくりに精進してまいります。