AsReader製品サイト

English Site

検索

製品情報

AsReaderブログ

AIを使った画像認識

カテゴリー:
最終更新日:2025年10月31日
AIを使った画像認識

こんにちは!!
DX事業部の所属になりました中村です。
DX事業部はスマホに装着するバーコードリーダーを取り扱う部署ですが、今回もブレずに鉄道ネタをご紹介していきます。

今日はAIを使った画像認識の話題です。

JR東海の発表

9月30日にJR東海が東海道新幹線車内の防犯カメラ映像を使って、AI分析技術開発に向けた検証を実施すると発表しました。
期間は11月1日~14日で東京-新大阪間を走る自社所有車両の「1号車・6号車・8号車」の画像を利用し、利用する列車はランダムで抽出するというかなり限定的なものでしたが、開始が目前に迫った10月29日に「さらに広く周知を図るため」という理由で延期が発表されました。

具体的な内容

具体的にJR東海がしようとしていたのは、以下のような内容になります。

1.乗客の顔を含む全身画像を取得
2.1.の画像からAIを使って服装/所持品など特徴点を抽出
3.2.の情報から「年代」、「性別」、「ビジネス客・観光客・インバウンド客等の利用目的」、「利用区間(乗車駅と降車駅)」を推定

データは委託先にも提供するが、厳正に管理する旨の記載もありました。

私の感想

個人的には、新幹線利用時の画像を車両限定で利用する程度の話なので、検証は実施すれば良いのになと思いつつ、この取得した情報から何ができるのだろうかというところは疑問に思いました。
時間帯別の利用者数等は、チケットの販売数等からある程度わかるでしょうし、ビジネス客が多い、観光客が多い、インバウンドが多いという情報から何が乗客側に還元されるのかがあまりイメージが掴めませんでした。
また、この内容であれば、営業列車を使わなくても、人をある程度集めれば、検証できそうだなとも思いました。例えば、不特定多数の人の画像処理が問題なのであれば、画像利用を前提に、お得な価格で乗車できるツアー列車にしてしまえば、ツアー参加者に個別に同意も取れるし、何の問題もなく検証できそうに思います。

各所からの問合せやもしかすると個人情報保護法の関連で、実施が難しいとの判断があったのかと思われますが、利用による効果の部分をより明確化させこういった検証は積極的に企画して欲しいなと思います。中止ではなく延期なので、今後に期待です。

弊社でも私の部署ではありませんが、顔認証での解錠システムや個人の特徴量を使った人物追跡技術を提供しておりますので、ご興味のある方は是非、お声がけください。

● Apple、Apple のロゴ、iPhone、iPod touchは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
● Androidは、Google LLCの商標です。 ● Windowsは米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
● QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。
●その他、各社の会社名、システム名、製品名などは、一般に各社の登録商標または商標です。 
当社サイト内に記載されている社名、製品名、サービス名及びサイト名には、必ずしも商標表示「®」「(TM)」を付記していません。
※iOSデバイスと接続して使用する当社製品は、MFi認証を取得しています。 ※ 形状・色など予告なく変更する場合があります。

PAGE TOP