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導入事例

公開日:2022.05.11

配送管理システム「とらっくる」の導入事例

コストとユーザビリティーのバランスが決め手。コストは従来の半額ほどに。

ネット宅配クリーニング【LACURI】の導入事例

アスクル株式会社様ロゴ

ロジスティクス本部 配送ネットワーク 小野 俊克 様

事業所向けと一般消費者向けに通信販売事業を行うことで、新たな価値を創造し続けられているアスクル株式会社様。 従来、専用端末で配送業務を行っていたところ、リプレイスのタイミングで、さらなるサービスのレベルの向上を目指し、当社のAsReader CAMERA-Typeをご採用くださいました。
大幅なコスト削減から、ドライバー一人一台端末を提供が可能となり、業務の効率化、高いレベルでのサービスの平準化に貢献しています。

導入:2021年03月

■導入機種
> AsReader CAMERA-Type

【インタビュー全文は以下】

取材日:2022.03.10

マンパワーでは現実的でない作業量を AsReaderと RFID で業務改善。

自社配送管理システム「とらっくる」で使用している端末全てにAsReader CAMERA-Typeを搭載。
業務におけるCAMERA-Typeの使い方を教えてください。
まず、当社について簡単に説明させていただきます。
当社は事業所向けと一般消費者向けにサービスを展開する通信販売事業者となります。
その中で、配送に関しては主に首都圏を中心にグループ会社であるASKUL LOGIST 株式会社(以下ASKUL LOGIST 社)が担っております。
そのASKUL LOGIST 社の配送担当ドライバーが使う業務用の端末で使用させていただいております。
CAMERA-Type の使い方としてはドライバーが車に荷物を積み込むときであったり、お客様にお届けが終わって配達完了のステータスを登録する際の処理、そういった時に送り状のバーコードを読ませるという用途に使っております。
以前の御社のリリースにおいて“「とらっくる(アスクル様独自の配送管理システム)」を活用する配送パートナーには、本システム搭載のスマートフォン端末を貸与します”との記載が、ありますが、これは全てAsReader CAMERA-Typeを搭載したスマートフォンということでしょうか?
はい。「とらっくる」で活用している端末に関して全て搭載していると思っていただいて結構です。
【アスクル、配送パートナーに配送管理システムをオープン化】

とらっくる

コストとユーザビリティーのバランスが決め手。
AsReader導入までの流れに関して、従来の仕組みと、そこにあった課題や問題点をお聞かせください。
従来は、いわゆる専用端末と言われる、赤外線スキャナー搭載の端末を使っておりました。
業務的な課題は顕在化しておらず、どちらかというとコストの面が課題でした。
端末の単価が高いのでコスト負担が大きいだけでなく、従来地域によっては一人一台端末を渡せていない、ということもありました。
AsReader CAMERA-Type をコンシューマ向けのスマートフォンに搭載することで従来よりも大幅にコストを抑えられたので、自社グループであるASKUL LOGIST 社への展開だけでなく、配送パートナー企業の方にもおすすめしやすくなりました。
コストの面が大きかったということでしょうか?
そうですね。今回は端末のコストを下げることを目的としていましたが、コストを下げることを意識しすぎてユーザビリティーが落ちてしまうことは不本意なので、従来使用している専用端末のユーザビリティーを基準にして、コストを下げた上でどこまでユーザビリティーが許容できる範囲で収まるか、がポイントでした。
コストとユーザビリティーのバランスで決めていただいたということですね。
では、導入までの過程で、弊社の対応含めて、良かった点をお聞かせ願えますか?
アプリの組み込みの部分などでいくつかQ&A させていただきましたが、比較的クイックにご対応いただいたことは一番良かったと思っております。
課題として、スマホのカメラを使っているので、ピントの問題はありますが、これはスマホのカメラを使う以上、許容しなければいけない部分だとは思っています。
AsReader CAMERA-Typeの導入で得られた効果は?
端末に関するコストを大幅に削減できたということが一番です。
その結果ラストワンマイルを担っていただいているパートナー企業にも、弊社配送管理システム「とらっくる」を提供できるようになりました。そうすると、パートナー企業の効率も上がり、いわゆる「アスクルとしてのサービスレベルの平準化」が図れます。時間帯指定配送であったり、最近の場合は置き配であったり、そういった配送に絡むサービスを実施しておりますが、その際に端末を一人一台持っているか、持たずに営業所に戻らないとステータス入力できないか、の違いは、サービスができるか否かに関わってきます。そういった面でも、日本全国、パートナー企業も含めてサービスを提供している中で、同じサービスを提供できる範囲を広げることができたのが大きいと考えています。

使ってみての課題は明確。今後に期待。

使ってみての課題は明確。今後に期待。
現場担当者の方からのご意見をうかがいたいのですが、AsReader CAMERA-Typeを実際に使ってみての感想など、お聞かせいただけますでしょうか?
これはCAMERA-Type への直接的な評価にならないかもしれませんが、専用端末ではなくなったので持ちやすくなった”、あわせてガラケーを廃止したので、”2台持ちをやめられた”等、間接的なポジティブコメントがあります。
最近のアップデートの話も、担当営業の方からうかがったりもしましたが、今のAsReader CAMER-Typeは、どちらかというと一度フォーカスが合った後の高速スキャンなどには非常に強いと思います。
ですが、我々は業務においては、むしろ、さまざまなシーンでバーコードを読み取ろうとするので、その明暗や動きに対応して、即時にピントが合うこと、それが一番求められており、そこに期待しています。

使ってみての課題は明確。今後に期待。

配送管理システム「とらっくる」の将来。
他にスマートフォンの機能として、デバイスの機能で同時に業務で使用している機能などございますか?
従来の専用端末は業務処理に特化しており、荷物の積み込みであったり、配達完了処理であったりと荷物のステータス管理が主な用途でしたが、スマートフォンにするタイミングに合わせて、例えば住宅地図を見ることができるように連携したり、配送ルート検索の機能を連携したりだとか、そういったものを機能的には追加していっています。
そちらは「とらっくる」の機能になるのですか?
そうですね。広い意味でパッケージに含まれます。
駐車スペースなども情報として共有されるのですね?
最近増えてきているのですが、各ドライバーが持っているノウハウもデジタル的に残そうという動きがあり、そういう意味でのナレッジ(=知識)の登録機能という形ですね。
基本的に事業所向けの荷物が多いこともあり、同じドライバーが同じ地域を周ることが多いのですが、人が替わる時はどうしても習熟度が落ちて効率も下がるので、その辺りのナレッジを溜めて、人が替わってもある程度担保できる機能は持たせています。
「とらっくる」というシステムは、一般的な配送業務の企業様に販売していく予定などはございますか?
そこに関しては、お問合せもありますが、我々の荷物をお取り扱いいただく企業様に提供する、という位置付けにしています。
アスクル株式会社

アスクル株式会社

〒135-0061
東京都江東区豊洲3-2-3 豊洲キュービックガーデン
https://www.askul.co.jp/kaisya/
設立 / 1993 年 3月
※プラス株式会社アスクル事業部として事業所向け通販サービスを開始
従業員数/3,297名(連結 2021年5月20日現在))

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