大量一気読みがコンセプトの「AsCode」を正式リリース

独自開発の「新」二次元コードで一括スキャン
物流・小売・製造業の業務効率化を実現
株式会社アスタリスク(大阪市、代表取締役社長 鈴木規之、以下、「アスタリスク」)は、新二次元コード「AsCode」を正式にリリースいたします。
本日3月3日、読み取りの速度を体験いただけるiOS向けのデモンストレーションアプリを公開しました。AppStoreからダウンロード可能です。(※1)
また、3月10日には、AsCode生成のための無料ツールを提供するウェブサイトを公開いたします。
同サイト上で自由にAsCodeを生成できるほか、生成用のAPIも公開。例えば、Excelのマクロに組み込むことで、Excelの表に記載されたナンバーを基にAsCodeを生成することも可能です。これらのサンプルプログラムも提供予定です。
さらに、同サイトではシステムに組み込むための開発ツールとしてのSDKの提供(開発版:無償、利用版:有償)しますので、各企業が自社の独自システムでAsCodeを利用することも容易に実現でき、これらのソリューションを組み込むことで業務改革を可能にします。
2025年3月4日から開催される「リテールテック2025」では、これらの最新のAsCodeを使ったソリューションを展示いたします。AsCodeがもたらす圧倒的なスピードと柔軟性で、物流・製造・小売の現場に新たな価値を提供してまいります。
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AsCodeサイト:https://asreader.jp/lp/ascode/
AsCode生成/購入サイト:https://ascode-app.com/
iOS向け読取アプリ:https://apps.apple.com/jp/app/id6742174728
※1:今後、Android版やWindows版のデモアプリも順次展開予定
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AsCodeとは
AsCodeは、「大量一気読み」をコンセプトに開発した革新的な二次元コードであり、シンプルな二次元配列を採用することで圧倒的な読取速度を実現したものです。
従来のハンディーターミナルなどのリーダーをはるかに凌駕し、スマートフォンでも驚異的なスピードで大量シンボルの読み取りが可能です。
▲シンプルな構造だから読取が速い(左:AsCode、右:QRコード)
さらに、AsCodeはRFID技術と組み合わせた運用を想定し、RFIDで採用されているSGTIN(Serialized Global Trade Item Number)仕様に対応した独自の「ペア」コードの活用も実現しました。
RFIDは見えない場所のタグを読み取る利点がありますが、AsCodeは画像処理をしているため「どこを読み取っているのか」が明確なため、誤読を防ぎターゲットを正確に特定した読取ができます。
RFIDができなかった現場での代用としてだけでなく、RFIDの補完という意味での共同利用などに利用が可能で、これらにより個別識別をより現実化させ、物流・製造・小売業におけるトレーサビリティ強化と業務効率化を強力に推進します。
また、AsCodeはスマートフォンだけでなく、各種OSへの対応を進めており、例えば、固定カメラによるベルトコンベアでの活用や、固定カメラでの棚管理など、倉庫・工場・店舗の業務改善を支える新たな選択肢として、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させてまいります。
AsCodeの技術的な特徴▼
・大量一気読み対応の高速処理
AsCodeは、大量のコードを一気に読み取ることを想定した高速仕様です。スマートフォンのカメラを活用しながらも、業務用端末と遜色ない速度で大量データを処理できます。
・回転や欠損を検出し正確な読み取りを実現
コードのコーナー部に位置情報を持たせているため、コードが回転していても正確に読み取れる設計です。さらに、コードの欠けた部分を自動的に検出し、データを復元する機能を搭載しています。
・縦横にわたるチェックビットで誤読防止
コード内に縦横方向のチェックビットを設けることで誤読を防止します。これにより、部分的な損傷があっても読み取り精度が高く、確実なデータ取得が可能です。
・複雑な構造・暗号化対応で偽造防止
AsCodeは、複雑なコード構造と暗号化にも対応し、偽造防止機能を提供します。特に高額商品や医療・食品業界での活用が期待されます。
・ペア利用(カップル利用)が可能
AsCodeでは、ペアコードの定義が可能です。これは、RFIDのSGTIN仕様と同様の考え方を採用しており、商品Aと商品Bがセットで管理されるといった使い方ができます。例えば、商品と保証書や商品とアクセサリーの紐付けが簡単に行えます。
・グループ化による柔軟なコード管理
単体コードだけでなく、複数コードをグループ化する仕様を備えています。これにより、複数商品の一括管理や、グループ単位での在庫・配送管理が可能になります。
個別商品管理が可能な「SGTIN」仕様とは?
SGTIN(Serialized Global Trade Item Number) は、商品ごとに一意のシリアル番号を付与する国際規格です。商品コードにプラスして一品ごとに背番号であるシリアル番号を付加した考え方であり、RFIDなどではこの規格が採用されています。この仕様により、同じ商品であっても「個別」商品を正確に管理することが可能になり、例えばレジでの正確な商品読み取りなどに利用されています。
AsCodeは、このSGTIN仕様を取り入れることでRFID技術との併用も可能なため、従来のRFIDシステムとの連携も容易です。また、RFIDが使えない環境でも商品ごとの一意なシリアル番号によりAsCodeが有効な代替手段として活用できます。電波干渉の問題がある場所や、コスト面でRFID導入が難しいシーンでもAsCodeが活躍できます。AsCodeでは、この仕様を踏襲するような規格を考案したため、個別商品ごとのトレーサビリティを実現を可能としました。
リテールテック2025で最新技術を体験!
2025年3月4日(火)〜3月7日(金) に東京ビッグサイトで開催される 「リテールテック2025」 では、AsCodeをはじめとするアスタリスクの最新技術を体験いただけます。
展示ブースは、3箇所への出展を予定しており、以下の内容を予定しています。
Aブース(東9ホール)スマホが主役の業務改革ソリューション
Bブース(東9ホール)新技術を取り入れた革新的な商品管理
Cブース(東9ホール)顔認証システムや3Dデジタルショーケース
特に「AsCode」の圧倒的な読み取り性能を体験いただける絶好の機会です。新しい業務スタイルを切り拓くAsCodeをぜひご体験ください!