全米小売業協会(NRF)年次総会「NRF2024:Retail’s Big Show」に出展しました。
2024年1月13日から16日まで、アメリカ ニューヨーク市内のJavits Centerで開催された、全米小売協会(National Retail Federation)が主催する年次開催展示会「NRF Retail’s Big Show(以下:NRF)」に、当社グループのアメリカ現地法人であるAsReader, Inc.が出展、日本法人からも4年ぶりに3名が参加しました。
NRFは、小売や外食、流通に関する技術が一堂に会した展示会で、小売とITを融合したリテール業界の展示会では世界最大級のものです。世界のリーディング企業から、今後注目すべきスタートアップ企業まで、多くの展示ブースが設けられ、小売企業向けの最新テクノロジーが展示されたほか、さまざまなセッションが催され、大盛況のうちに開催されました。
この展示会に当社グループのアメリカの現地法人であるAsReader, Inc.が出展。今年は4年ぶりに、日本法人からも代表取締役の鈴木、事業部長の加藤、副事業部長の酒井の3名がアテンドに駆けつけました。AsReader, Inc.からの出展は7年目となり、今回は名だたる大企業が出展するフロアとして有名な「3階」への出展を果たし、一層の盛況を見せました。また、海外企業だけでなく日本企業からも多数ご来場をいただき、開場時間の朝9時から、AsReaderブースも多くのお客様で大盛況でした。
ブースではリテール向けに、弊社ブランド「AsReader」のRFID/バーコード(ハードウェア・ソフトウェア) リーダーを中心に展示しました。
今回特にご来場者様から大変ご好評だったのは、12月に発表したばかりの、スマートフォンのカメラでバーコードを読み取るソフトデコーダー「AsReader CameraX」でした。アテンドスタッフからの「高速の読み取りができます!」という呼びかけに、たくさんのお客様が足を止め、その読み取り性能をご評価くださいました。
バーコードリーダーは他にも「ASR-A24D」などの主力製品も展示。また日本で協業している京セラ社のスマホ端末は、アメリカでの協業も開始したため、今回KYOCERA International, Inc.の方にもアテンドをお手伝いいただきました。従来の専用ハンディターミナルから、多機能スマートフォンに置き換えが可能であることを実際にお客様にご体感いただき、スマートフォンの業務活用が海外でもますます広がるだろうと感じています。
RFIDでは、先日発表した新製品「ASR-P35U」や「ASR-P37U」、高所や狭所のタグが読み取り可能な「ASR-P252B」、電波を閉じ込める特殊素材内蔵の「Reading Tub」、宝石などに利用するトレイ型のリーダーを展示し、入出庫管理や在庫管理、棚卸しなどの業務が大幅に改善できることをご説明しました。また、超至近距離のタグのみを読み取る帝人フロンティア株式会社の「RecoHand(レコハンド)」を、AsReader, Inc.がアメリカ、ヨーロッパ市場で販売を開始することとなり、販売活動の一環として展示させていただきましたが、これらも様々な分野で応用ができると考えております。
上述以外のAsReader製品もたくさん展示し、モバイルを活用した業務改革とAsReaderを活用した店舗のスマート化を提案できました。
今回は情報収集のため、他社出展ブースの展示なども見学しましたが、無人店舗やセンサーなど、「リテール業界のスマート化は加速するだろう」と肌で感じられる機会となり、アスタリスクとしてもその流れに向けて一層活動していく所存です。
そして何より今回のNRFでは弊社としても、国内外問わず多くの企業様に、「モノ認識」と「モバイル」を活用した業務改革について、積極的にアピールできたのではないかと感じています。国内外の市場へ販売拡大をさらに推し進めていく上で、極めて重要な展示会になりました。
株式会社アスタリスク、およびグループ会社では、今回の展示会で得たニーズを汲み取り新製品の開発や営業力の強化をすることで、日本とともに欧米での売上増加も目指してまいります。