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導入事例

公開日:2022.08.25

物流センター管理システム「N スクエア」へ連携!

AsReader が貢献!10時間以上かかっていた棚卸が2時間半に!

株式会社ノーリツ前ロゴ

生産管理部 企画管理グループ
参事 藤井 仁 様

生産管理部企画管理グループ参事 藤井 仁 様

生産管理部 部品センター
業務チーム リーダー 松本 哲治 様

生産管理部部品センター業務チーム リーダー 松本 哲治 様

「新しい幸せを、わかすこと。」をミッションに掲げる株式会社ノーリツ様。
物流センターのDX を目指した際に、運動量の多い物流センター内での業務の妨げにならないハンディタイプのAsReader ASR-010D をご採用くださいました。

導入:2021年02月

■導入機種
> ASR-010D

【インタビュー全文は以下】

取材日:2022.05.13

【導入担当様インタビュー】
生産管理部 企画管理グループ
参事 藤井 仁 様

ベテラン作業員の名人技に支えられていた業務のデジタル化を目指して。
今回AsReader ASR-010D を、導入しようと思われた経緯を教えていただけますか。
ノーリツのアフターパーツの入出庫、それから組み立て工程に向けたデジタル化、また、ペーパーレス、あとは人員 の確保難などの問題の解消のために、導入を考えました。
また、従業員のスキルが高い故に生じる業務の属人化を避けたい、という目的もあります。
今の時代、紙をなくすことで、紙の受け渡しがなくなり、それだけでソーシャルディスタンスをキープできるということも考えました。
実際にAsReaderという機器を使うことによって、業務スキルの平準化というのには効果はありますか。
はい。以前は紙でやっていた業務が属人化しその人に聞かないとわからない、という問題がありました。
それが今回、AsReader のデバイスを使った業務に変えることで、このオペレーションを引き継げば、業務遂行速度の速い遅いは あるかもしれませんけど、少なくとも最低限、同じ品質で作業ができるという効果を得ることができました。
導入いただく以前の仕組み、そこにあった課題・問題点をお聞かせいただけますか。
以前は、送り状であったり荷札を印刷する作業が必要でした。そして、その印刷の時間が、ノーリツの定時がおおよ そ480 分ある中で、70 分強を占めていました。
もちろん仕事に必要な工数時間ではありましたが、ピッキングという実際のアクションが印刷が終わるまでできなかっ たということがあり、紙を使うことを止める、作業を始めようとした瞬間から作業がスタートできる、ということを目指 しました。
あともう一つは入庫、出庫、組立全ての作業をデバイスの中に個人のID で管理してますから、ログも取れてます。 作業の何らかの問題とか不良が出たときに、この時間帯でこの人がこの作業をしていた、というところまでトレースが 構内でできるようになっています。そういったものを目指していました。

株式会社ノーリツ出荷照合業務イメージ図

専用業務端末より、スマートフォンとの組合せがニーズに合致。
AsReader を導入決定する際に比較検討した製品と、AsReader に決定されたポイントを教えていただけますか?
もちろん、ベンチマークはしましたが、Android の端末とiOS と、あと何個か。候補数はあまりなかったです。
Android は、今でもそうかもしれませんが、OS が頻繁にバージョンアップしていくので、作ったアプリケーションが 動かなくなる時期がどこかのタイミングで出るのかも、という懸念はありました。
また、Android 自体も他社製品でFA 用のデバイスがありました。ですが、それは今回のAsReader とiPhone / iPod touch を組み合わせた額より高く、コスト的に(笑)。イニシャルコストの差もそうでしたし、今回のデバイス、AsReader とiPhone / iPod touch は、それぞれが壊れても、それぞれを買い換えればいい。そういう意味でのイニシャルが下げれたということも、ポイントですね。
あと、素人感覚なのですが、iOS はセキュリティ面で非常に厳しく、信頼性は高いという印象じゃないですか!
Apple さん。そういう市場が持っている信頼感みたいなものは、検討時に思いました。
ということは、バーコードリーダー専用業務端末は、最初から検討されていなかったのですか?
検討はしたのですが、専用業務端末はかなり高額でした。専用業務端末もコスト的に(笑)。
また、例えばですが、スマートフォンを使ったということは、その機能も同時に使うという選択肢がある。
あと、ちょっと話が前後するかもしれないですが、AsReader を導入した段階で、当社にも、俗に言うデジタルネイティブがいます。
10 代の新卒で入った社員や、20 代前半の社員などです。10 代の新卒の彼らが何て言ったかというと、「ゲームみたいですね」と。要は、彼らにとってはとっつきやすかったんですよね。
彼らにとっては、生まれた時からデバイスがあった。なのでそういう人たちに向けた説明が早くて、とっつきがいい。
逆に、ある程度年長の方には、そこから波及する、といったイメージで浸透しました。
ということは、皆様、例えば年配の方も抵抗なく?
抵抗なく、ですね。
棚卸しの差異率自体が、以前の作業方法でもかなり低い、かなり質の高い作業をされていたと思われるのですが、AsReader を導入して、そのあたり逆に落ちてしまうということは。
最高の数字が出ましたね(笑)。

全ての業務をAsReader で完結。

全ての業務をAsReader で完結。
システム全体におけるAsReader の位置関係をお聞かせいただけますか?
現場のワーカーが一番手元にあるツールです。以前でしたら鉛筆とかペンとかでしょうか。
そろばん電卓じゃないですが、今はAsReader がそれなんでしょうね。全部AsReader で完結できるようにしましたので。
AsReader のデバイスとして以外にも、iPhone / iPod touch の端末別機能は使っていますか?
それは意図的にさせておりません。
もちろん、当初は機能として、通話機能とか内線で使おうかなとは思いましたけど、そこまでやると色々な話し合いになっても困るなと思いますね。
弊社の対応も含めて、導入までの過程での良かった点をお聞かせいただけますか?
コスト含めて先ほども申し上げた話ですね。
加えて、今回我々が作ったN スクエアというシステムの中にうまく組み込めたということ、求めていた機能を元々スペックとして持っていたということと。
あと、私が一番危惧していたのは、朝から晩まで作業するのでバッテリーが保つのかとか。
その辺りが最初はちょっと心配ありました。実際使ってみたら、今で1年ちょっと運用してますが、何らかの故障もないし、良かったと思います。
株式会社ノーリツ導入事例

【現場担当者様インタビュー】
生産管理部 部品センター
業務チーム リーダー 松本 哲治 様

異常の発見、原因究明など、作業の見える化にも貢献。
AsReader ASR-010D を実際に手に取った際と、使用してみての印象をそれぞれお聞かせいただけますか?
私自身は、今までの業務の中で、こういったものを使う機会がありませんでした。
会社によっては、このようなデバイスを使っているという情報は見聞きしていたのですが、見せてもらった時に、実際に自分の業務の中で使用していくというところで、先進的な感じといいいますか。
今まで前時代的と言いますか、紙とペンを使っていたのですが、それがなくなり、やっと今の時代に合ったツールに追いついたな、というような印象でした。
紙とペンからはかなり変わってしまったと思いますが、同じ業務をするにあたっても全然違う道具を使うことによる困惑のようなものはなかったですか?
私自身は特になかったですね。
ここに異動してすぐに、開発に入りましたので、私自身が、従来の業務を昔からやっていたとかいうわけではなかったというのもあるとは思いますが。
すぐに「ああ、こういうものか」と、すんなりと受け入れられました。使いにくいものではなかったので。
全く違う道具に変わってしまいましたが、教育、研修を含めて、苦労や、慣れるまで時間がすごいかかってしまったとかは?
一旦、事前に各工程で導入教育という会は設けましたが、ものすごく時間がかかったという印象はないですね。
そもそもその開発の段階で、現場を代表する人を入れて開発していたというのもあるとは思うのですが、その人たちが他のワーカーに伝えて教えていく、というようなやり方を採りましたので、日々の作業中ので、「こういう時はこうするんです」と、いうようなことがスムーズに浸透し、苦労したという感じないかなと思います。
以前の作業にそこまで馴染んでいなかったということは、比較しづらいかもしれません。
その上で伺いますが、作業が楽になった、であったり、効率が上がった、時短効果、などはありましたか?
特に管理業務等がすごく見える化につながりました。
何が遅れているとかも見やすくなりましたし、、皆が同じ作業をしてますので、おかしなことをしているとか、何が原因で異常が起こっている、という異常の発見にもかなり役に立っているとは思います。

株式会社ノーリツ棚卸し処理業務イメージ図

10 時間以上かかってた棚卸が2 時間半に!
棚卸しの時間が非常に楽になったと耳にしましたが、大体数値的なもので言うと?
以前の形態の作業では大体10 時間以上かかってやったものが、、2 時間半です!7 時間半以上の短縮効果という結果が出ています。
単純比較で4 分の1 ですね。
以前はどのように棚卸しを実施していたのですか?
元々は2 人1 組で1 枚の紙に対して検数したものを書き込む、という業務を行っていたのですが、現在はデバイスを使う事によって人間同士の2 人1 組ではなく、作業者1 人+デバイス1 台で以前の2 人1 組分を担当してくれている、という考え方をすることができるようになりました。
30 人いれば、以前の場合は、15 組で散って作業を行っていたのですが、現在は30 人いれば30 人が違うところで作業を行うことができる、そういった点で、かなり時短効果が出たのかなと感じて思います。
元々質の高い作業をされていたようですが、そこに新しい道具を入れる。ということで不安もなくはなかったが、結果として、作業の質はさらに良くなった、ということですね。
そうですね。そんな拒否感とかも全然なく、年齢層が高いということもあり、ちょっと反発とまでは言わないにしても、受け入れにくいような空気が出るかなとは予想したのですが、そういったこともなく。
それだけ、誰にでも使いやすい機器だったのだと思ってます。
それほど複雑なことをするわけでもないこともあり、AsReader がシンプルに使いやすかった、というのはあるのかなとは思います。

違和感なく使えることが一番のメリット。

違和感なく使えることが一番のメリット。
見える化という点では、AsReader はどういうところで役立ってますか?
例えば出荷工程で言いますと、今までは紙とペンで作業を行ってましたので、その紙がささっている差立という棚みたいなところに残っている紙の量で、その時点での残っている大体の作業量を判断する、という見方をしていました。
それが完全に、進捗がデジタル化されているので、「現在何件残っています」「現在何件進んでます」と、全て数字で完全に把握できるようになっております。
それによって、その時点での遅れている件数、進行中の件数が一目で、誰が見ても分かるというような状況になったというところが一番大きいかなと思います。
AsReadser ASR-010D を実際手にとって、使ってみての感想をお聞かせいただきますか。
使ってみて、特に違和感なく入れたのがよかったですね。
株式会社 ノーリツ

株式会社 ノーリツ

〒650-0033
神戸市中央区江戸町93番
https://www.noritz.co.jp/
設立 / 1951年3月
従業員数 / 2,190名(単体)、6,720名(連結) 2021年12月31日現在

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※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
● Androidは、Google LLCの商標です。 ● Windowsは米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
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