導入に至った経緯と背景

館内パス管理システムを業務においてどのようにお使いいただいているかをお聞かせいただけますか？

空港内で働く人は、セキュリティゾーンへの出入りなど、就業時間内は必ずIDカードを身に着ける必要があります。
「館内パス」と読んでいるこれらのIDカードについて、RFIDを使った「館内パス管理システム」を使って業務終了時に
全ての館内パスが返却されているかのチェックを行っています。
館内パスが紛失してしまうと大問題となりますので、日々のチェック作業は非常に重要だと考えています。

現在のシステムを導入される以前はどうやって管理していたのですか？

今と同じくRFIDで管理していましたが、ハンディターミナルを使って読み取りを行っていました。 ずらりと並んだ館内パスの上で、担当者が全部読み取れるまでハンディをグルグルと回すようなことをしていました。 ただ、ハンディ自体9年弱使っておりまして、経年劣化でいくつか不具合が出ておりまして、例えば、充電不良であったり、Networkへの接続不良による読み取りエラーだったり・・・ さらに、ハンディの機種が古くて、交換部品も販売休止になっていたので、リプレイスの検討を始めました。

アスタリスクのリーダーに変更して

そこでハンディターミナルから、今回、当社の据え置き型RFIDリーダーに変更されました。

はい。シート状のアンテナの上に館内パスをズラッと並べ、WEB上でスキャンチェックボタンを押すだけで管理が できるというお話になっていましたので、自動で未返却スタッフが特定できるのは業務の簡素化になると思いました。 チェックしている間に他の業務が行えますし、通常の現場業務の簡素化を重視して取り入れました。

期待通りの結果でしたか？

実は、このアスタリスクさんの機器を導入して半年以上経過してから運用開始に至っているんですよ。その経緯を お話しますと、もともとRFIDリーダーアンテナ内から少々はみ出ても読み取りができますよということをお伺いして たので、問題ないとして設置をしたんですけれども、実際読んでみると、いくつか読み取り不可が続いてしまって いました。 そこで、どういった事をしたら読み取るんだろうって、弊社側でもいろいろと対策をしまして、この RFIDのアンテナ内に収まるようなボックスを準備したり、手作りで対策したりしてなんとか読み取るようになっては いたんですが、100％まではなかなかいかなくて… その際にアスタリスク様にご相談したところ、別途サイドからの読み取り機器を追加で設置していただいたことで、 100％に近づける形になりました。ありがとうございます

導入後の変化

リプレイスで業務効率は上がりましたか？

以前は、全ての館内パスを読み終わるまで、ひとりの人間がつきっきりでハンディスキャナーを操作していたので すが、その作業がまるまる無くなったので、業務の簡素化・省力化に繋がっていると思います。

今後のアスタリスクに期待することはありますか？

200人以上の館内パスを漏らさず読む為なのか、少し時間が掛ります。
もちろん、ボタンを押してあとは自動で読んでくれるので、他の作業をしてる間にパスの返却確認業務が終わるので問題ないのですが、 今後はその読み取り時間がもっと短縮されると嬉しいなと思います（笑）