AsReaderAskStatusDelegate

onReceivedConnectedState

AsReader と iOS デバイス間の接続状態を通知するコールバックです。

コールバックが発生するタイミング

  1. AsReader が iOS デバイスに接続または切断されると、その状態がコールバックされます。

  2. アプリが完全にバックグラウンドへ移行すると、切断状態がコールバックされます。

  3. AsReader が iOS デバイスに接続されている状態でアプリがフォアグラウンドに復帰すると、SDK は内部的に EASession の有無を確認します。

    • セッションが存在する場合、まず切断状態がコールバックされ、その後 SDK は再接続を試みます。接続に成功すると再び接続状態がコールバックされます。

  4. SDK 内の Stream 処理中にエラーが発生した場合、切断状態がコールバックされます。

  5. アプリがフォアグラウンドで動作中に、タスクからアプリを終了すると、切断状態がコールバックされます。

  6. アプリが終了していない限り、SDK は AsReader と iOS デバイスの接続状態を常に監視します。

    • AsReader が未接続で、かつアプリがフォアグラウンドにある場合、SDK は自動的に再接続を試み、成功すると接続状態がコールバックされます。

  7. AsReader のバッテリー残量が極端に少ない場合、onReceivedBatteryState にて gauge = 0 が通知され、このデリゲートで接続・切断状態が繰り返しコールバックされることがあります。

    • AsReader の電源が完全に失われた場合は、本デリゲートのコールバックは行われなくなります。

func onReceivedConnectedState(_ isConnected: Bool)  

パラメータ

項目名

説明

isConnected

Bool

AsReaderとiOSデバイスの接続ステータス
true:接続中
false:未接続

サンプルコード

func onReceivedConnectedState(_ isConnected: Bool) {  
  if isConnected {  
    // AsReader接続中  
  } else {  
    // AsReader未接続  
  }  
}  

onReceivedBatteryState

接続中の AsReader のバッテリー残量をコールバックします。

コールバックが発生するタイミング

ASR-060D

  1. AsReader が正常に接続されると、onReceivedConnectedState デリゲートがコールバックされます。
    このとき isConnectedtrue の場合、バッテリー情報が1回だけコールバックされます。

  2. AsReader の電源がオンになると、onReceivedPowerState デリゲートがコールバックされます。
    このとき isOntrue の場合、10秒ごとにバッテリー情報が継続的にコールバックされます。

  3. AsReader が切断されると、再び onReceivedConnectedState が呼び出されます。
    isConnectedfalse の場合、バッテリー情報はコールバックされません。

  4. AsReader の電源がオフになると、onReceivedPowerState がコールバックされ、isOnfalse の場合はバッテリー情報は送信されません。

ASR-061D、ASR-M60D

  1. AsReader が正常に接続されると、onReceivedConnectedState がコールバックされます。isConnectedtrue の場合、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。

  2. 電源がオンになると、onReceivedPowerState がコールバックされます。isOntrue の場合も、同様にバッテリー情報が1回送信され、10秒ごとに継続的な通知が行われます。

  3. AsReader が切断された場合も、onReceivedConnectedState がコールバックされます。isConnectedfalse の場合、バッテリー情報の通知は停止します。

  4. 電源がオフになると、onReceivedConnectedState がコールバックされます。 isOn false` の場合は、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。

ASR-M60DB

  1. AsReader が正常に接続されると、onReceivedBLEConnectedState がコールバックされます。isConnectedtrue の場合、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。

  2. 電源がオンになると、onReceivedPowerState がコールバックされます。isOntrue の場合も、同様にバッテリー情報が1回送信され、10秒ごとに継続的な通知が行われます。

  3. AsReader が切断された場合も、onReceivedBLEConnectedState がコールバックされます。isConnectedfalse の場合、バッテリー情報の通知は停止します。

  4. 電源がオフになると、onReceivedPowerState がコールバックされます。 isOn false` の場合は、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。

func onReceivedBatteryState(_ gauge: Int32)  

パラメータ

項目名

説明

gauge

Intt32

AsReaderのバッテリ残量

サンプルコード

func onReceivedBatteryState(_ gauge: Int32) {    
	//gauge:バッテリ残量  
}  

onReceivedTriggerState

接続中の AsReader のトリガーキーが押された/離された際に、そのステータスをコールバックします。

コールバックが発生するタイミング

まず、トリガーキーに対してデフォルトの動作を無効化する必要があります。
setTriggerModeDefaultを呼び出し、isDefault パラメータを false に設定してください。

AsReader の電源が正常にオンになると、onReceivedPowerStateデリゲートがコールバックされ、パラメータ isOntrue の場合に、トリガーキーの操作が監視されます。

この状態で、トリガーキーが押されたり離されたりすると、本デリゲートが呼び出されます。
コールバックパラメータ isTriggerDowntrue の場合は「トリガーキーが押された」状態、false の場合は「トリガーキーが離された」状態を示します。

func onReceivedTriggerState(_ isTriggerDown: Bool)  

パラメータ

説明

Bool

Triggerキーが押下されたかどうか
true:triggerキーを押下
false:triggerキーを離す

サンプルコード

func onReceivedTriggerState(_ isTriggerDown: Bool) {  
  if isTriggerDown{  
    // triggerキーを押下  
  } else {  
    // triggerキーを離す  
  }  
}  

onReceivedPowerState

接続中の AsReader の電源状態、ビープ音、バイブレーションのステータスをコールバックします。

コールバックが発生するタイミング

sendPower メソッドを実行し、戻り値が true の場合に、設定結果がこのデリゲートメソッドを通じてコールバックされます。
このとき、コールバックされる各パラメータの値は、sendPower メソッドに渡した引数と同じ内容です。

func onReceivedPowerState(_ isOn: Bool, beep isBeep: Bool, vib isVib: Bool, led isLed: Bool)

パラメータ

項目名

説明

isOn

Bool

AsReaderのパワーステータス
true:オン
false:オフ

isBeep

Bool

データを受け取る際のビープのステータス
true:オン
false:オフ

isVib

Bool

データを受け取る際のバイブレーションのステータス
true:オン
false:オフ

isLed

Bool

未使用

サンプルコード

func onReceivedPowerState(_ isOn: Bool, beep isBeep: Bool, vib isVib: Bool, led  
isLed: Bool) {        
  // isOnデバイスのパワーステータス  
  // isBeepデータを受け取る際のビープのステータス  
  // isVibデータを受け取る際のバイブレーションのステータス  
  // isLed未使用  
}  

onReceivedReaderSettingBeep

接続中の AsReader のビープ音およびバイブレーション設定をコールバックします。

コールバックが発生するタイミング

sendSettingBeepを実行し、戻り値が true の場合に、このデリゲートがコールバックされます。
コールバックされるパラメータは、sendSettingBeep メソッドに渡したパラメータと同じ内容になります。

func onReceivedReaderSettingBeep(_ isOn: Bool, vib isVib:Bool, led isLed: Bool)

パラメータ

項目名

説明

isOn

Bool

データを受け取る際のビープステータス
true:オン
false:オフ

isVib

Bool

データを受け取る際のバイブレーションステータス
true:オン
false:オフ

isLed

Bool

未使用

サンプルコード

func onReceivedReaderSettingBeep(_ isOn: Bool, vib isVib: Bool, led isLed: Bool) {  
  // isBeepデータを受け取る際のビープステータス  
  // isVibデータを受け取る際のバイブレーションステータス  
  // isLed未使用  
}  

onReceivedBLEConnectedState

AsReader の Bluetooth 接続ステータスをコールバックします。
⚠️ この機能は ASR-M060DB にのみ対応しています。

コールバックが発生するタイミング

connectBluetoothdisConnectBluetoothが呼び出された際に、このデリゲートメソッドがコールバックされます。

func onReceivedBLEConnectedState(_ isConnected: Bool)

パラメータ

項目名

説明

isConnected

Bool

Bluetooth の接続ステータス
true:接続済み
false:切断済み

サンプルコード

func onReceivedBLEConnectedState(_ isConnected: Bool) {  
  if isConnected {  
    // Bluetooth 接続成功時の処理  
  } else {  
    // Bluetooth 切断時の処理  
  }  
}

onReceivedBLEError

AsReader の Bluetooth 通信エラー情報を通知するデリゲートです。
⚠️ この機能は ASR-M060DB のみに対応しています。

コールバックが発生するタイミング

Bluetooth 通信中にエラーが発生した場合、
このデリゲートメソッドが呼び出されます。

func onReceivedBLEError(_ error: Error)

パラメータ

項目名

説明

error

Error

発生したエラー内容

サンプルコード

func onReceivedBLEError(_ error: Error) {  
  // error: エラー内容の処理  
}