AsReaderAskStatusDelegate¶
onReceivedConnectedState¶
AsReader と iOS デバイス間の接続状態を通知するコールバックです。
コールバックが発生するタイミング¶
AsReader が iOS デバイスに接続または切断されると、その状態がコールバックされます。
アプリが完全にバックグラウンドへ移行すると、切断状態がコールバックされます。
AsReader が iOS デバイスに接続されている状態でアプリがフォアグラウンドに復帰すると、SDK は内部的に EASession の有無を確認します。
セッションが存在する場合、まず切断状態がコールバックされ、その後 SDK は再接続を試みます。接続に成功すると再び接続状態がコールバックされます。
SDK 内の Stream 処理中にエラーが発生した場合、切断状態がコールバックされます。
アプリがフォアグラウンドで動作中に、タスクからアプリを終了すると、切断状態がコールバックされます。
アプリが終了していない限り、SDK は AsReader と iOS デバイスの接続状態を常に監視します。
AsReader が未接続で、かつアプリがフォアグラウンドにある場合、SDK は自動的に再接続を試み、成功すると接続状態がコールバックされます。
AsReader のバッテリー残量が極端に少ない場合、
onReceivedBatteryStateにてgauge = 0が通知され、このデリゲートで接続・切断状態が繰り返しコールバックされることがあります。AsReader の電源が完全に失われた場合は、本デリゲートのコールバックは行われなくなります。
func onReceivedConnectedState(_ isConnected: Bool)
パラメータ¶
項目名 |
型 |
説明 |
isConnected |
Bool |
AsReaderとiOSデバイスの接続ステータス |
サンプルコード¶
func onReceivedConnectedState(_ isConnected: Bool) {
if isConnected {
// AsReader接続中
} else {
// AsReader未接続
}
}
onReceivedBatteryState¶
接続中の AsReader のバッテリー残量をコールバックします。
コールバックが発生するタイミング¶
ASR-060D¶
AsReader が正常に接続されると、
onReceivedConnectedStateデリゲートがコールバックされます。
このときisConnectedがtrueの場合、バッテリー情報が1回だけコールバックされます。AsReader の電源がオンになると、
onReceivedPowerStateデリゲートがコールバックされます。
このときisOnがtrueの場合、10秒ごとにバッテリー情報が継続的にコールバックされます。AsReader が切断されると、再び
onReceivedConnectedStateが呼び出されます。
isConnectedがfalseの場合、バッテリー情報はコールバックされません。AsReader の電源がオフになると、
onReceivedPowerStateがコールバックされ、isOnがfalseの場合はバッテリー情報は送信されません。
ASR-061D、ASR-M60D¶
AsReader が正常に接続されると、
onReceivedConnectedStateがコールバックされます。isConnectedがtrueの場合、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。電源がオンになると、
onReceivedPowerStateがコールバックされます。isOnがtrueの場合も、同様にバッテリー情報が1回送信され、10秒ごとに継続的な通知が行われます。AsReader が切断された場合も、
onReceivedConnectedStateがコールバックされます。isConnectedがfalseの場合、バッテリー情報の通知は停止します。電源がオフになると、
onReceivedConnectedStateがコールバックされます。isOn がfalse` の場合は、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。
ASR-M60DB¶
AsReader が正常に接続されると、
onReceivedBLEConnectedStateがコールバックされます。isConnectedがtrueの場合、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。電源がオンになると、
onReceivedPowerStateがコールバックされます。isOnがtrueの場合も、同様にバッテリー情報が1回送信され、10秒ごとに継続的な通知が行われます。AsReader が切断された場合も、
onReceivedBLEConnectedStateがコールバックされます。isConnectedがfalseの場合、バッテリー情報の通知は停止します。電源がオフになると、
onReceivedPowerStateがコールバックされます。isOn がfalse` の場合は、バッテリー情報が1回送信され、その後も10秒ごとにコールバックされ続けます。
func onReceivedBatteryState(_ gauge: Int32)
パラメータ¶
項目名 |
型 |
説明 |
gauge |
Intt32 |
AsReaderのバッテリ残量 |
サンプルコード¶
func onReceivedBatteryState(_ gauge: Int32) {
//gauge:バッテリ残量
}
onReceivedTriggerState¶
接続中の AsReader のトリガーキーが押された/離された際に、そのステータスをコールバックします。
コールバックが発生するタイミング¶
まず、トリガーキーに対してデフォルトの動作を無効化する必要があります。
setTriggerModeDefaultを呼び出し、isDefault パラメータを false に設定してください。
AsReader の電源が正常にオンになると、onReceivedPowerStateデリゲートがコールバックされ、パラメータ isOn が true の場合に、トリガーキーの操作が監視されます。
この状態で、トリガーキーが押されたり離されたりすると、本デリゲートが呼び出されます。
コールバックパラメータ isTriggerDown が true の場合は「トリガーキーが押された」状態、false の場合は「トリガーキーが離された」状態を示します。
func onReceivedTriggerState(_ isTriggerDown: Bool)
パラメータ¶
型 |
説明 |
Bool |
Triggerキーが押下されたかどうか |
サンプルコード¶
func onReceivedTriggerState(_ isTriggerDown: Bool) {
if isTriggerDown{
// triggerキーを押下
} else {
// triggerキーを離す
}
}
onReceivedPowerState¶
接続中の AsReader の電源状態、ビープ音、バイブレーションのステータスをコールバックします。
コールバックが発生するタイミング¶
sendPower メソッドを実行し、戻り値が true の場合に、設定結果がこのデリゲートメソッドを通じてコールバックされます。
このとき、コールバックされる各パラメータの値は、sendPower メソッドに渡した引数と同じ内容です。
func onReceivedPowerState(_ isOn: Bool, beep isBeep: Bool, vib isVib: Bool, led isLed: Bool)
パラメータ¶
項目名 |
型 |
説明 |
isOn |
Bool |
AsReaderのパワーステータス |
isBeep |
Bool |
データを受け取る際のビープのステータス |
isVib |
Bool |
データを受け取る際のバイブレーションのステータス |
isLed |
Bool |
未使用 |
サンプルコード¶
func onReceivedPowerState(_ isOn: Bool, beep isBeep: Bool, vib isVib: Bool, led
isLed: Bool) {
// isOnデバイスのパワーステータス
// isBeepデータを受け取る際のビープのステータス
// isVibデータを受け取る際のバイブレーションのステータス
// isLed未使用
}
onReceivedReaderSettingBeep¶
接続中の AsReader のビープ音およびバイブレーション設定をコールバックします。
コールバックが発生するタイミング¶
sendSettingBeepを実行し、戻り値が true の場合に、このデリゲートがコールバックされます。
コールバックされるパラメータは、sendSettingBeep メソッドに渡したパラメータと同じ内容になります。
func onReceivedReaderSettingBeep(_ isOn: Bool, vib isVib:Bool, led isLed: Bool)
パラメータ¶
項目名 |
型 |
説明 |
isOn |
Bool |
データを受け取る際のビープステータス |
isVib |
Bool |
データを受け取る際のバイブレーションステータス |
isLed |
Bool |
未使用 |
サンプルコード¶
func onReceivedReaderSettingBeep(_ isOn: Bool, vib isVib: Bool, led isLed: Bool) {
// isBeepデータを受け取る際のビープステータス
// isVibデータを受け取る際のバイブレーションステータス
// isLed未使用
}
onReceivedBLEConnectedState¶
AsReader の Bluetooth 接続ステータスをコールバックします。
⚠️ この機能は ASR-M060DB にのみ対応しています。
コールバックが発生するタイミング¶
connectBluetooth、disConnectBluetoothが呼び出された際に、このデリゲートメソッドがコールバックされます。
func onReceivedBLEConnectedState(_ isConnected: Bool)
パラメータ¶
項目名 |
型 |
説明 |
isConnected |
Bool |
Bluetooth の接続ステータス |
サンプルコード¶
func onReceivedBLEConnectedState(_ isConnected: Bool) {
if isConnected {
// Bluetooth 接続成功時の処理
} else {
// Bluetooth 切断時の処理
}
}
onReceivedBLEError¶
AsReader の Bluetooth 通信エラー情報を通知するデリゲートです。
⚠️ この機能は ASR-M060DB のみに対応しています。
コールバックが発生するタイミング¶
Bluetooth 通信中にエラーが発生した場合、
このデリゲートメソッドが呼び出されます。
func onReceivedBLEError(_ error: Error)
パラメータ¶
項目名 |
型 |
説明 |
error |
Error |
発生したエラー内容 |
サンプルコード¶
func onReceivedBLEError(_ error: Error) {
// error: エラー内容の処理
}