# ログファイルを取得 iTunesのファイル共有機能を有効にし、iOSデバイスをiTunesに接続することで、アプリ内に保存されたLogファイルをPCから取得できるようになります。 --- ## iTunesファイル共有をオン ### info.plistファイルのフォーマットを設定 `info.plist` ファイル内で右クリックし、表示されるメニューから **「Raw Keys & Values」** を選択してください。 これにより、キーと値を編集できるようになります。 ```{image} ../media/image20.png :width: 700px :alt: ``` --- ### ファイル共有機能を有効にする設定 プロジェクトの `Info.plist` ファイルに、iTunesとのファイル共有を有効にするためのキー `UIFileSharingEnabled` を追加し、値を `YES` に設定してください。 この設定を行うことで、iTunesのファイル共有機能を通じてアプリ内のファイルにアクセスできるようになります。 ```{image} ../media/image21.png :width: 700px :alt: ``` --- ### AsReaderAskのログ出力を有効にする設定 ソースコード上でログ機能を有効にしない限り、ログ内容は出力されません。 AsReaderAsk のログ機能を有効にするには、[`setAsReaderAskLogOn`](AsReaderAsk_method.md#setasreaderasklogon) を参照し、明示的に有効化してください。 --- ### JvmaSDKのログ出力を有効にする設定 ソースコード上でログ機能を有効にしない限り、ログ内容は出力されません。 SDK のログを有効にするには、[`setSDKLogOn`](JvmaSDK_method.md#setsdklogon) を参照し、ログ機能を明示的にオンにしてください。 --- ## Logファイルを取得 ### iOSデバイスをiTunesに接続 Mac上で iTunes を起動し、ケーブルで接続した iOS デバイスを選択します。 デバイスが正常に認識されると、iTunes にデバイスアイコンが表示されます。 ```{image} ../media/image22.png :width: 700px :alt: ``` --- iTunes の「ファイル共有(File Sharing)」セクションを選択し、 SDK を使用している対象のアプリを一覧から選択します。 選択すると、画面右側にそのアプリが保存しているログファイルの一覧が表示されます。 ```{image} ../media/image23.png :width: 700px :alt: ``` --- ### AsReaderAsk ログファイルを取得 右側のリストにある「AsReader.log」ファイルを選択し、 Mac のデスクトップにコピーすることでログの内容を確認できます。 --- ### JvmaSDK ログファイルを取得する 右側に表示されているファイル一覧から「JvmaSDKLog」ファイルを選択し、 ドラッグ&ドロップで Mac のデスクトップなど任意の場所にコピーします。 ```{image} ../media/image25.png :width: 700px :alt: ``` `JvmaSDKLog` フォルダ内には、最大で 5 つのログファイルが保存されます。 各ログファイルのサイズは最大 10MB で、自動的にローテーションされます。 これらのログファイルを確認することで、SDK の動作状況やログ出力内容を確認できます。 ```{image} ../media/image26.png :width: 700px :alt: ``` --- ## ログファイルのローテーション仕様 ログファイルは以下のロジックで自動的にローテーションされます。 - `SDK.log` : 最新のログが記録されるファイルです。 - `SDK.log` が 10MB に達すると、内容は `SDK.log1` に移動されます。 - 既存の `SDK.log1` は `SDK.log2` に、`SDK.log2` は `SDK.log3` に、`SDK.log3` は `SDK.log4` に順次繰り下げられます。 - すでに存在する `SDK.log4` は、このタイミングで削除されます。 このようにして、常に最新 5 世代分のログが保持されます。